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2015年11月

2015年11月 8日 (日)

クユムジャン先生から教わったメソード

もともと私は手に恵まれず、自分の表現したい音楽を音にするのに回り道をしました。教えてくれる先生を探して何十人かの先生の門をたたきました。その中で自分なりのメソードにたどりつけたと思うのでブログを書いてうちに習いに来てくれる生徒さん(ピアノの先生をしている教え子・大人の生徒さん・アマチュアだけどマニアックにピアノが好きな生徒さん)たちにそのメソードを伝えられたらいいなぁという思いから始まりました。レッスンではどうしても目の前の曲に集中してしまうのでなかなか全体像が見えなくなるからです。Img_0535_3さて、私が大事にしているクユムジャン先生から教わったメソードは、一言でいうならば腕や体の重さに耐えられる指や手を作る、ということでしょうか。数ある楽器の中でピアノを弾くときだけ指や手に重さがかかります。ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器、フルートやクラリネットなどの管楽器、どれも腕の全重量が指にのしかかったりはしません。

よく「脱力」という言葉を聞きますね。脱力とは「力を抜くために何かの行為をすること」ではなく、「何もしないこと」です。体が呼吸によって完全にリラックスした状態を指します。けれどここがスタート地点なのですが、それはピアノを弾くとき背中から肩・腕までリラックスしていても指先は固定できないと音が通らないからなのです。一番体から遠くて普通ではそれほど強くはない指先の部分(そして手)が腕の重量を支えられるほど強くないと指は自由に動かないのです。このことが難なくできる人はピアニストになれます。けれどそれができない人はどうしたらいいでしょう?その答えがクユムジャン先生から教わったメソードでした。もちろんここは本当に基礎となる考え方の部分で、ピアノを練習する場合にはもっと実践的な方法へといかなければなりません。アルファベータ社「ピアニストが語る!」の巻頭にポゴレリッチがケゼラジェ(クユムジャン先生の先生)のメソードについて語っているのでぜひ参考にして下さい。

Honn_3















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