バッハのアーティキュレーション
バッハのアーティキュレーションを語るとき外せないのがこの本「フレージングとアーティキュレーション」です。ヘルマン=ケラーという方の著作で音楽の友社から出ています。
アーティキュレーションというとなんだか難しそうですが、要するに1つのテーマあるいはモチーフの弾き方を選ぶとき、レガートからスタカートまであるタッチのどの段階を選択するかということです。それはそのテーマあるいはモチーフをどういう性格のものと解釈するか、に左右されるので、演奏者によりさまざまな解釈が可能です。最初に決めないと練習にはかかれないのに、その時点で全体が見通せていないと決まらないという何とも矛盾したというか、キモなところではあります。けれどバッハが彼以降全ての作曲家の土台となっている以上、ピアノ奏者にとって避けては通れない基礎中の基礎でもあるので、何年かに一度は必ずバッハの作品を練習することが自身のレベルアップに必要と感じています。なので進度の上がってきた生徒さんにもバッハは教えます。
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